個別指導の在り方～特別支援教育

学習障害とは、知的障害ではないが、読み書きや計算などのある特定分野で困難を伴う状態のことです。

LDとも呼ばれており、現代医学でもまだはっきりとは解明されていません。社会性が困難な場合や、運動や注意集中の困難などの場合もあります。
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特別支援教育に組み込まれている学習障害児などの個別指導とは、どのようなものなのでしょうか。
指導計画は以下のようになります。

1.委員会などのシステム作りをし、役割分担や日程などを調整。
2.実態の把握（学校生活、家庭生活、その他からの情報収集）。
3.発達過程や、学習・生活面でのトラブル等を詳しく調査。
4.その後、課題整理をし、その生徒の課題を明らかにする。

そして目標設定をします。
個別の目標（短期的・長期的）を決めて生活の充実につながるようにし、その後、指導計画を作成して実際の指導となります。
随時それに対して評価がされ、指導計画の見直しが図られます。
個別指導では、生徒ひとりひとりについてこのような個別の細かい設定がなされます。

これらは学級の担任一人で出来るものではありませんので、学校全体あるいは親も含めてこういった制度を確立し、皆で協力していく必要があります。学習障害を持つ子供の親は、これらについて協力的になりましょう。まだ始まったばかりの特別支援教育の制度であり、いろいろな症例が必要なのです。

次年度、そのまた次年度へと一層高めていくためにも、親や保護者の協力は必要不可欠となります。
学校や教師に全てを任せてしまうのではなく、「一緒に制度を作る」という意識を持って、取り組んで頂きたいと思います。

そうすることにより、近い将来、学習障害に対しての世間の理解が更に深まっていることでしょう。