学習障害の特徴<幼児期>

学習障害の特徴<幼児期>

学習障害学習障害とは、知的障害ではないが、読み書きや計算などのある特定分野で困難を伴う状態のことです。

LDとも呼ばれており、現代医学でもまだはっきりとは解明されていません。社会性が困難な場合や、運動や注意集中の困難などの場合もあります。
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学習障害の特徴<幼児期>

学習障害の特長は「幼児期」には以下のようになります。

 

感情・情緒面
・ぼんやりしていたり、人の話を聞いたりしていないことが多く、視線を合わせようとしない。
・無気力で集中力がない、まわりの刺激が気になる。また、緊張しやすい。
・集団行動がとれない(順番待ちができないなど)。
・母親と引き離されるとパニックになる。

 

行動面
・特定のものでばかり遊び、物事の順番にこだわり、執着する。
・落ち着きがなく、ふらふら歩きまわる。
・手先が不器用で、お箸や鉛筆などがいつまでたってもうまく持てない。
・歩き方がおかしく、よく転ぶ。
・靴を左右間違えて履いている。
・なんでもすぐに忘れてしまうので、遊びのルールなどもなかなか覚えられない。
・できることできないことに歴然とした差がある。

 

言語面
・言葉の遅れがあり、言い間違いが多い。
・言葉(語彙)の数が増えない。
・話をしてもよく聞き返す。

 

顕著に見られる症状を挙げましたが、これ以外にもいろいろあります。

 

幼児期では、これらは学習障害の子ではなくても現れる場合がありますので区別が難しいところですが、保育園や幼稚園で先生の目に触れて、「ちょっとおかしい子」だと気付かれる場合もあります。

 

他の子と遊ぶ機会が増え、客観的な視点におかれることによって浮き彫りになるということもありますが、それを認めたくない母親も多いでしょう。
こういう症状が見られた場合、まず周りの大人は温かく見守りましょう。心の交流という点を念頭に置き、できた時には褒めてあげてください。

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