学習障害の対応法～子供１

学習障害とは、知的障害ではないが、読み書きや計算などのある特定分野で困難を伴う状態のことです。

LDとも呼ばれており、現代医学でもまだはっきりとは解明されていません。社会性が困難な場合や、運動や注意集中の困難などの場合もあります。
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さて、学習障害の子供に具体的にはどのように対応していったらよいのでしょうか？
以下に例を挙げてみます。

話すことが困難な子の場合、その子が話した言葉を否定してそれを正すのではなく、補充してあげるという方法で教えていきます。焦りは禁物です。
伝えたいことがうまく伝わらない上に話すたびに直されたら、その子にとってはストレスになるばかりです。

聞くことが困難な子の場合は、言葉だけでなく視覚、例えば絵や写真、文字などを用いてみます。
また、聞こえやすいように近くで話したり、周りの環境を静かにするということも必要です。

読むことが困難な子に対しては、その子が関心を持ちそうな本を与えてみましょう。
まずは関心の有無が重要で、教科書が全てではありません。
指を指しながら読む方法を教えてあげたり、文字を拡大コピーするなども良いでしょう。

書くことが困難な子に対しては、少々はみ出しても良いくらい大きなマス目のノートを与えましょう。
間違えたりしても決して起こらず、とにかくたくさん書かせて書くことに慣れさせます。

計算が困難な子の場合は、数字や算数の概念を分かりやすい絵やグラフにしてあげてください。
九九を覚えるのが困難であれば、表を置いて指差ししながら教えたりしてみてください。
電卓を使うというのもありだと思います。

焦らせたり否定したりせず、時間がかかっても良いから確実に積み上げていき、ストレスを感じなさせない方法を考えていきましょう。